2025年3月4日、第37回社会福祉士国家試験の合格発表がありました。今回は合格率56.3%という高水準。過去5年の推移を踏まえ、「なぜ高くなったのか?」「今後の試験はどうなるのか?」など、表層では見えにくい点を掘り下げて考察します。
➡ 合格者・受験者ともに減少したが、合格率はほぼ横ばい
受験者数の減少は、次のような複合的な要因が考えられる:
✅ 仮説:現役の大学生より、現場経験のある社会人受験者が相対的に増えている可能性。
ここ数年で合格率が急上昇している理由としては、以下が考えられる:
✅ 仮説:国家資格としての水準は維持しつつも、現場ニーズに応えるため合格者数を「意図的に増やしている」フェーズにある。
年齢 | 合格者数(人) | 割合(%) | 前年比 |
---|---|---|---|
~30歳 | 6,992人 | 44.9% | -1.5pt |
31~40歳 | 2,616人 | 16.8% | -0.8pt |
41~50歳 | 3,292人 | 21.2% | -0.6pt |
51~60歳 | 2,134人 | 13.7% | -0.6pt |
61歳~ | 527人 | 3.4% | -0.5pt |
➡ 全年齢層で「微減」しており、特定層だけが増減しているわけではない。
✅ 仮説:全体的な受験動機の減退と、それでも「資格を持ちたい」と思う中高年層の増加が裏にある。
✅ 仮説:都市部・福祉教育に強い県ほど、教育体制・支援制度が整っており、合格率も高くなる傾向。
第37回試験は、「人数は減っても、質を維持したまま、現場に人を送り出す」という国家の意図が見える試験だったといえます。
これから受験を目指す人にとっては、むしろ「合格の現実性が高い」タイミングかもしれません。
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小野寺仁
東京成徳大学人文学部 福祉心理学科卒業。一般社団法人ハンドレッド代表理事。株式会社ヒポクラテス代表取締役社長。 発達障害を持った子ども達の支援を行い、療育する施設を多店舗展開。子ども達の社会性を育む療育に力を入れている。 また、社会福祉士としての活動を通し社会福祉士に100%合格するオンラインスクール「社福の学校」を運営している。社会福祉士受験のオンラインスクールでは入会者数、合格率で日本1を獲得。 SNSでの発信活動を通し、「福祉のスタバ化」に向けて福祉職の意欲向上や社会福祉士の地位向上に邁進している。